ブログ主が選ぶガメラ映画ベスト5【おすすめポイントと注目点】
おすすめガメラ映画ランキング
ブログ主が選ぶおすすめガメラ映画ランキングベスト5。
おすすめガメラ映画ベスト5
ブログ主が選ぶおすすめガメラ映画ランキングベスト5。
昭和、平成の全ガメラシリーズを最低3週したブログ主が選んだお勧めのガメラ映画がどの作品が選ばれるのか?
ガメラ映画ランキングベスト5
気になる(?)ガメラ映画ベスト5に選ばれたガメラ映画は以下通り。
記述している熱中するあまり解説中に本編のネタバレしている個所があるが悪しからず。
第5位 大怪獣ガメラ
第5位は大怪獣ガメラ。
© KADOKAWA 1965
記念すべき第1作目となるガメラ映画。
放映時期は1965年。
ガメラシリーズで唯一のモノクロ作品となる。
大怪獣ガメラのオススメポイント
この作品をおすすめした理由はガメラと言う怪獣がどんな怪獣なのかが分かるため。
ガメラはどちらかと言うとややマイナーよりな怪獣であるからどんな怪獣なのかが分からない視聴者が多いと思われる。
第1作目ではこの怪獣の必殺技をはじめとした能力と性格、弱点などが詳細に描写されているのだ。
なお、平成シリーズであるガメラ1作目でも似たような描写もあるが、平成シリーズの設定は昭和シリーズの設定がアレンジされているので、やはり本来の設定を見るならば昭和第1作目を推したい。
凶暴性を見せるガメラ
こういう理由で1作目をランクインさせたが、また、この作品の面白い点はまだある。
それは、第1作目である大怪獣ガメラの特徴は悪の怪獣として人類に敵対しているところとなる。
ガメラは今現在、正義の怪獣として人類の味方であるが、流石に1作目では人類を滅ぼしかけようとする暴走っぷりを披露した。
ちなみに、街中で暴れた理由は空腹。
東京タワーはへし折り、ビルを倒壊、地熱発電所を壊滅と被害は甚大。
そして、これに巻き込まれた民間人はガメラの火炎噴射によって焼け死ぬ被害が発生している。
恐らく平成、若しくは2作目以降から見るとこのギャップは驚くものがある(と思う)。
こんな凶暴な怪獣がどんな心変わりで正義の味方になった理由は次回作の「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」でガメラの危機に人類がピンチを救ったため。
以上の理由が、この映画をランクインさせた。
第4位 大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス
第4位は「大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス」。
© KADOKAWA 1967
ガメラシリーズ第3作目。
上映は1967年。
昭和の大名作となり、平成シリーズではリメイクされる。
ガメラ対ギャオスのオススメポイント
この映画のオススメポイントはガメラシリーズのフォーマットを作った事である。
前作までの映画は大人主体の映画となっており、子供向けと言うには疑問がある点が多かった。
しかし、この作品からガメラの他に子供を主人公が充てられるようになった。
主役を子供とすることで物語を本来の対象年齢である子どもが最後まで鑑賞できる映画となった。
そして、この変更により、肝心の物語の流れも、主人公とした子供が敵怪獣の起こす事件に巻き込まれてしまい、それをガメラが救出するというものとなった。
この作品からガメラが正義の怪獣として確立されたね。
1作目、2作目と比較すると子供に親しみを持ってもらえるようなストーリー構成となっている。
序盤2作は主役を大人としているためシリアスさがあった。
それはそれで面白いが、常に緊張感が漂っていて気楽に鑑賞できることが無かった。
しかし、今作以降から完全に子供向けにシフトしたため、終始、緩さが漂っていて本当に楽しめるようになった作品と変わったと実感させる。
また、本作に登場するギャオスも同じように人気怪獣となる。
以降のシリーズに亜種や変異体が何体も登場し、平成シリーズでは、地球を滅ぼす悪魔と言う悪性ウイルスみたいなキャラクターへと変貌。
前作での敵怪獣であるバルゴンは泣いていい。
ちなみに、悲しいことに本作が最後のA級予算映画となった作品となっている。
3作目にしてガメラシリーズのピークが来るなんて誰が思っていただろうか?
第3位 ガメラ大怪獣空中決戦
第3位は「ガメラ大怪獣空中決戦」。
© KADOKAWA 1995
平成ガメラシリーズ第1作目となる。
上映は1996年。
昭和ガメラ第3作目「ガメラ対ギャオス」をリメイクした映画となる。
ガメラ大怪獣空中決戦のオススメポイント
この映画をランクインをさせたのは過去の人気作が平成の世に感動の復活させたからである。
昭和シリーズで一躍人気怪獣だったガメラとギャオスが平成の世に大復活。
古参ファンはぶっちゃけそれだけで大喚起ものだ。
平成ガメラシリーズは昭和シリーズの設定を大幅リメイク、アレンジさせている。
特に、ガメラとギャオスは昭和シリーズでは単なる怪獣という設定だったが、平成ガメラでは、太古の人間が生み出した生物兵器となっている。
ガメラは地球を守る兵器として、ギャオスは人類を消滅する兵器。
これまでライバル的な存在として登場していた二大怪獣がこの設定により正式なライバルキャラとなったのである。
これまでの映画ではギャオスがいるところに偶然ガメラが現れるというご都合主義展開だったが、平成シリーズではギャオスが出現するとガメラがその存在に反応し、出現するという自然な流れになった。
リメイクされたガメラとギャオス
また、個々の怪獣の設定も平成シリーズでアレンジされている。
まずは、ガメラの変更点。
ガメラはこれまで子供の味方という設定だったが、平成では人類の味方と言う設定に変更になった。
この変更は、平成ガメラは高年齢も映画ターゲットになった事で子どもの味方という設定が使いづらくなったため。
平成シリーズでのガメラは地球の守護者と変わり、人類の天敵であるギャオスから守る怪獣となった。
そして、ギャオスの変更点は上記で記述した通り、人類を食らいつくす悪魔となった。
過去の設定である肉食生物という設定をうまく人類の天敵という設定へと変更されている。
ギャオスのモチーフである吸血鬼を平成ではそれをよりモチーフらしくさせている。
以降の作品では様々なバリエーションのギャオスが誕生する事になる。
第2位 ガメラ2 レギオン襲来
第2位は「ガメラ2 レギオン襲来」。
© KADOKAWA 1996
平成ガメラシリーズ第2作目にあたる。
上映日は1997年。
ガメラ2のオススメポイント
本作の魅力はガメラと人類、特に、自衛隊が共闘して敵怪獣と戦う展開が魅力的であるが、本作が三部作で一番うまく描かれているのだ。
ガメラが巨大な敵、マザーレギオンと戦い、自衛隊がソルジャーレギオンと呼ばれる小型レギオンと戦いを繰り広げる。
自衛隊のレギオン戦ではマザーレギオン戦ではガメラの後方支援に徹底、仮に、ガメラが倒れた際は最後の砦としてガメラの代わりとして戦う予定として臨戦態勢を取っていた。
また、ソルジャーレギオン戦では、ガメラの戦闘中に妨害させないようにソルジャーレギオンを引き離す作戦を取っていた。
マザーレギオンに手一杯なガメラの代わりにレギオンの特性と弱点を把握し、無数に飛び交うソルジャーレギオンを全滅させる大金星を見せた。
強敵・レギオン
また、本作の魅力は敵怪獣であるレギオンがめっちゃ強いところ。
レギオンは体は刃のような突起上の武器が全身に備わっており、接近戦に持ち込もうとするとその刃で全身を切り刻まれる。
遠距離でもバリエーションの違う衝撃波やレーザーを持っている。
これら能力を把握する事は不可能となっており、何を出してくるかはガメラですら最後まで分からなかった。
そして、自衛隊もこれらの攻撃で防衛線を全滅させられた。
このレギオンを倒すためにガメラはついに禁じ手である必殺技でありウルティメイトプラズマを使用。
これにより地球の平和は守られたが、生涯に一生しか撃てない大技を使う、地球のマナエネルギーを消費するという最悪の事態となったのだ。
これにより三部作最終作であるギャオスが大量発生する事に…。
第1位 ガメラ対宇宙怪獣バイラス
そして、栄えある第1位に選んだガメラ映画は「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」。
© KADOKAWA 1968
昭和ガメラシリーズ第4作目となる。
上映日は1968年。
ガメラシリーズで最初の宇宙怪獣が登場する。
ガメラ対バイラスのオススメポイント
この映画を第1位として選んだ理由はブログ主が大好きな映画だからである。
この映画の魅力は低予算で出来る限りの迫力を全面に押し出しているところである。
ガメラ映画は前作まではA級予算で作られていたが、この映画よりB級予算、つまり低予算映画として制作されている。
まずは、役者構成もこれまでと大きく変更されている。
これまでのガメラ映画は有名役者を何人も起用していたのに対して、本作の有名役者は本郷功次郎のみでそれ以外を無名の役者と大映のお抱え役者で構成で構成されている。
また、撮影事情もこれまでと変化している。
前作までは様々なシチェ―ションの特撮セットが組まれていたが、今作の特撮セットはバイラス宇宙船とガメラと戦う海岸線の僅か2セットのみ。
恐らく、ここまで特撮セットの少なさを見せたガメラ映画は本作だけであろう。
この少なさは流石に異常である。
しかし、この少なさにより当時の大映スタッフの創意工夫がみられた。
映画本編のメインの舞台となる宇宙船のセットをあえて殺風景にすることで場面により小道具を変更する事で一つのセットを別の部屋と見せかける小技を見せた。
バイラスの戦闘能力
ここらで本作に登場するバイラスがどんな怪獣なのかを語ってみる。
バイラスはシリーズ初の宇宙怪獣として登場した怪獣である。
見た目はヤリイカのような姿をしている。
自身を最高の知的生命体と称しており、エネルギー源である地球の窒素を得るために侵略を開始、地球の生命体を滅ぼそうと画策する。
普段はバイラス人と呼ばれる人間に近い姿をしているが、決戦となると全員の首を跳ねてバイラスの姿を出現させ、合体し、全長96mにも巨大化する。
そして、バイラスの最大の武器は主に2つ。
一つは6本の触手。
バイラスはこの触手を自由自在に操ることができ、触手にある吸盤により一度捉えた相手を確実に捉えることが出来る。
また、バイラス自身のパワーにより、海中へ引きずり込むことで相手の自由を奪うことが出来る。
もう一つの武器は、頭部の巨大な槍。
普段は三叉に分かれているか攻撃形態となると頭部を重ねる事で巨大な槍へと変形させ相手を貫くことが出来る。
槍の貫通力は絶大でガメラの腹部を貫くほど。
バイラスはこの強靭な槍でガメラの腹部を複数回も貫き、そのたびにガメラがけいれんを起こすというなんともショッキングな映像となった。
これまで戦闘シーンでの演出では切る、噛みつくだったが、バイラスにより新たに貫くという演出が加わった瞬間である。
この映像を見た当時のちびっ子は流石に悲鳴を上げたそうな…。
おすすめガメラ映画ベスト5まとめ
おすすめガメラ映画ランキングベスト5のまとめ。
まとめまで来るまで予想以上に長くなったのでここで改めてランキングを振り返ってみよう。
順位
|
映画タイトル
|
オススメポイント
|
第5位 |
大怪獣ガメラ
|
ガメラがどんな怪獣なのかが分かる作品 |
第4位 |
大怪獣空中決戦 ガメラ対ギャオス
|
ガメラのフォーマットを作った作品 |
第3位 |
ガメラ 大怪獣空中決戦
|
人気作の代替的なリメイク |
第2位 | 平成三部作最高傑作 | |
第1位 | 私が好きです… |
以上がおすすめガメラ映画の順位となる。
今回のランキングに選んだ作品の基準は「ガメラがどんな作品なのか」をポイントに選んでいる。
これを基準に選んだわけはそもそも大半の観客はゴジラは知っていてもガメラがどんな怪獣なのかが分からない人が多いと感じているからである。
いかんせんガメラの認知度はそういう状態と知っていると何も知らない人にオススメしようとするとこれら5作が妥当だと思われる。
宇宙怪獣ガメラは間違ってもオススメできる作品ではない。
これらの映画ならばガメラが分からない人が見せる前提にするならば、とっつきやすさと言う点は大事な要素となる。
特に、第4位となる「ガメラ対ギャオス」はガメラシリーズのフォーマットとなった作品となる。
この映画によりガメラと子どもと言う組み合わせが生まれ、戦う理由を子どものピンチを救うとなった。
これによりガメラを正義の味方と言うキャラクターを定着させた。
この設定は平成シリーズにも受け継がれてることになり、ガメラは平成シリーズでは人類の、特に地球の守護者となった。
なお、この映画ランキングの中でそんなの関係なく選んだ「ガメラ対バイラス」は完全に個人の好みで選んだ。
何故かこの映画は10回近く鑑賞した。
他の映画のように予算があるわけでもなく、ストーリーもかなりツッコミどころ満載、豪華キャストが揃っている訳でもないが、なぜか個人的に無茶苦茶面白いと感じる作品なのだ。
改めて言うが、この映画は低予算で作られた作品である。
が、この低予算が生んだやけくそ具合がこの映画に全面的に現れていてそれが癖になる映画だと感じていたからだと考える。
低予算バンザイ。