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【マリコの相棒】乾健児がどんな人物だったのか?【科捜研の女キャラ解説】

元物理研究員・乾健児

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科捜研の女シーズン5より登場した物理研究員の解説。

 

 

 

乾健児

本記事では科捜研の女に登場した乾健児についてのキャラ解説、また俳優、泉政行について、そして彼の代表作の解説をします。

 

公開された「科捜研の女-劇場版-」の感想については以下のリンクよりお願いします。

 

 

理研究員

それでは、乾健児がどのようなキャラクターだったのかを解説を始めたいと思います。

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(C)テレビ朝日東映

出典:TELASAより引用

乾健児は科捜研の女シーズン5より登場した人物です。

乾は科捜研の新たな物理研究員として榊マリコが率いる科捜研メンバーとして参加します。

 

最新作の田口呂太、前シーズンの相馬亮の先輩にあたる人物です。

彼の主な役割は画像解析により凶器、建造物の破損、事故の現状を再現します。

人柄は温厚で人当りがいい性格となっています。

 

また、まじめな性格で素直な性格でもあるため、押しが強い榊マリコに度々振り回されます。

 

その様子を他のメンバーは「マリコの犬」と称されていました。

乾自身もそれを自覚しており、初期のころは多少は文句を控えめながら言っていましたが、次第に順応していき、最終的にマリコを完璧にサポートするようになりました。

ファン的には犬と言うより馬です。

 

乾以降の物理研究員が自由奔放な人物ばかりなので乾のような丁寧さをもつキャラクターがちょっと懐かしく感じます。

 

彼はシーズン8までの3年間、科捜研メンバーとして活躍します。

同時期に京都県警に配属された杉内亮と寺原智則が1シーズンで退場した事を考えれば長い期間、科捜研メンバーとして活躍していますね。

 

そんな彼がシーズン11の第8話で突然の退場をしてしまいます。

理由は末期癌となった父、尚仁を看取るために休職するために科捜研を退職しました。

これまでにも科捜研を退職するメンバーが存在していました。

 

その理由の多くは別の研究機関や別組織に転職するパターンが多いので、乾のように休職するパターンは珍しいです。

 

その後の活躍は…?

ここで、気になる休職後の乾の活躍について触れてみましょう。

 

乾の本編退場後の活躍がどんなはと言うと、これと言った活躍はありません。

 

以後のシリーズの登場は他のメンバーのように再登場する事はなし、そして、最新作となる劇場版にも登場はありません。

役者都合と言うものもあるのでしょうが、まさかの台詞のみの登場すらありません。

休職した後に正式に組織を退職したのでしょう。

 

俳優・泉政行

さて、ここで乾健児を演じた俳優について解説したいと思います。

 

乾健児を演じたのは泉政行。

1980年生まれ、東京都出身。

特技は野球とカメラ。

 

ごくせん(2002年)で俳優デビューした後、翌年、平成仮面ライダーシリーズ4作目「仮面ライダーファイズ」にて、ホースオルフェノクの人間体である木馬勇治を演じる。

 

同作品ではもう一人の主役であったため、作中で怪人でありながら仮面ライダーファイズ、カイザへと変身する展開が盛り込まれる。

 

更に、劇場版では仮面ライダーオーガへと変身を実現した。

泉政行は仮面ライダーの変身者が複数人登場する作品で唯一、仮面ライダーオーガは木馬のみが変身する仮面ライダーという事もあり、オーガへの愛着が人一倍強い様子。

 

そのため、どこまで本気かは不明だが、他の演者が変身するのはあまり快く思っていないようです。

 

この時、共演した半田健人と溝呂木賢が科捜研シーズン5で再共演しています。

半田健人と溝呂木賢は土門警部の部下役として、出演しました。

 

ただし、泉政行と違い、二人はシーズン5で特に理由も説明されず降板しています。

ちなみに、翌年シーズン6の土門警部の相棒は仮面ライダーブレイドで「オレハキサマヲムッコロス」で有名な相川始を演じた森本亮治

 

その後、2012年頃に体調不良となります。

病気療養のために入退院を繰り返していましたが、2015年7月に都内の病院で死去。

享年35歳。

 

病名は遺族の意向によって非公開とされています。

 

泉政行の代表作

ここで、泉政行の科捜研以外の代表作に触れていきたいと思います。

 

泉政行の代表作となるのは主演を務めた仮面ライダーファイズです。

仮面ライダーファイズは平成仮面ライダー第4作目となる作品です。

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泉政行が演じるのは木場勇治。

作中でもう一人の主役ですが、変身するのは仮面ライダー…ではなく、怪人オルフェノク

 

普段は温厚な性格ですが、自分と自分の仲間が傷つけられようとすると性格が一変、非常に攻撃的な面を見せます。

ぶっちゃけ危ない人。

 

木場が変身する怪人の名前はホースオルフェノク

馬の能力を宿したオルフェノクで、通常の怪人体の他、高速移動を可能にする疾走態、能力上昇をさせた激情態と3つの姿を使い分けます。

 

更に、木場勇治は仮面ライダーにも変身。

変身した仮面ライダーは1号ライダーファイズと2号ライダーカイザ、そして正装着者となった仮面ライダーオーガの3人となります。

 

正装着者が存在する仮面ライダーへ変身すると戦闘スタイル、武器の持ち方が変化します。

同じ仮面ライダーでも変身する人物が変わるとガラッと変わるのがファイズの面白いところです。

何だって⁉それは本当かい⁉

 

そして、木場の大本命となるのが仮面ライダーオーガ。

オーガは木場勇治が正装着者として変身する仮面ライダーです。

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初登場は劇場版。

本編含めた仮面ライダーの中で最強の性能を誇っており、並のオルフェノクが変身しようとすると灰化、死亡します。

 

映画ではファイズ・ブラスターフォームと激闘を繰り広げます。

強化クレムリゾンスマッシュとオーガストランザーの激突の行方は如何に…?

オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!

 

乾健児まとめ

乾健児のキャラ解説のまとめとなります。

乾は科捜研の女シーズン5より登場した物理研究員です。

近年の物理研究員と比較すると非常に大人しいキャラクターとなります。

 

乾のメインの活躍はマリコは自分の僕。

彼の性格の大人しさをいい事にマリコは荷物運びや鑑定依頼など自分のサポート役として良いように使い倒します。

気の強いマリコと押しの弱い乾の性格が非常にマッチしています。

 

演者である泉政行の雰囲気が何気に合っていているのが面白いところです。

はじめはひたすらマリコの召使ですが、シリーズが進むごとにマリコの良き相棒へと成長していきます。

科捜研で成長物語を見せられるなんて思いませんでした。

 

そんな彼はシーズン8の第8話で途中退場。

退場理由は父を看取るため。

 

これまで退場していく登場人物は別の機関への異動が多いのでこの退場理由はかなり特殊なパターンとなっています。

 

その後、乾の活躍は役者理由の関係で再登場はしていません。

劇場版ではそのせいで彼の活躍は全くありません。

3年間もマリコの良き相棒だったのに全く触れないのはちょっと酷いです。

 

仮に登場しなくても誰かの台詞で再登場を指せるという手だってあったのに…。

科捜研の世界では彼は生きていてほしかったよ…。