ドラマ日本沈没のシン・ゴジラと言われる5つの理由
日本沈没がシン・ゴジラ
本記事ではTBSドラマ「日本沈没~希望のひと」が映画「シン・ゴジラ」っぽい…と言うかシン・ゴジラまんまじゃねーか!と言う点をつらつら上げていこうと思う。
なお、本記事では日本沈没の第4話までを視聴してからの比較となる。
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出典:日本沈没―希望のひと―
シン・ゴジラとの類似点
それでは日本沈没がシン・ゴジラと似ていると思ってしまう点を挙げていこう。
テーマがシン・ゴジラ
シン・ゴジラと似ていると強く感じるのは「虚構との戦いをテーマ」にしてしまっている事。
ドラマ日本沈没は大陸が沈没するレベルの地震によって日本が沈んでしまうという物語となっている。
それに対して、主人公やその仲間たちがそれに対して対策、若しくは妨害作戦を行おうとするである。
この物語の流れはぶっちゃけシン・ゴジラそのものとなっている。
別にシチュエーションやら展開が被ったって別にいい。
過去にも似たようなシチュエーションの番組や映画なんていくらでもあるもの。
しかし、この作品は被ったというより、そっくりそのまま持ってきた印象としか思えない。
特に、第1話の冒頭部分。
それを象徴するように、海底に走るパイプラインより走る亀裂から沸騰した蒸気が溢れているという、物語の導入部がシン・ゴジラを彷彿とするものとなっている。
登場人物がシン・ゴジラ
作品に登場するキャラクターも丸被りしている。
虚構の地震が起きると騒ぐ教授、それをないと信じたい政府、実はそれがあるんじゃないかと考える主人公などなどこれをどう考えてもシン・ゴジラである。
主人公を政府の人間にするのは物語を引っ張って行くためにはそれを引っ張って行くための人間にしなければならないのでしゃーない。
しかし、その周辺の人間がその足を引っ張ろうとする人間だらけと言う問題人間しかいないのね。
シン・ゴジラでもそうだったけど全員が全員、主人公の味方だとね、話がスムーズすぎて物語の盛り上がりやカタルシスが薄れるから仕方ないけど流石に多すぎる。
シン・ゴジラでもやっぱり主人公の脚を引っ張ろうとする人間が何人も存在していてゴジラ討伐に時間がかかり第4形態になるまで放置する結果となった。
恐らく、日本沈没でも地震が第2形態、第3形態となり採取的に第4形態へと変貌していくんだろうな、と言うのが用意に想像できるぞ。
テロップもシン・ゴジラ
あと、テロップ文字も完全に一緒。
文字の出し方とか完全にシン・ゴジラらしい。
突然、謎の効果音と同時にテロップが出現するあたりがそれっぽい。
シン・ゴジラでは、今起こっている展開を観客になんとなく理解してもらうようにテロップを駆使していたが、日本沈没は登場人物の名前の表記させるのが目的。
熱中している視聴者に関して言えば第1話に出せばすぐ覚える内容を何故か、日本沈没では毎週必ずテロップを使って、登場人物の名前を表記している。
この毎週テロップを出すのは演出なんだろうけど流石にくどいっす。
演出だとしても意図がよく分からない。
シン・ゴジラはその都度その都度出して情報整理する必要があるけど、日本沈没の場合はやっぱり出す必要性がよく分からんね…。
過去に何度も作られた作品だのに、似ても似つかない作品にしているのがよく分かるぞ。
別にオリジナル要素をガンガン出せとは言わないが、視聴していて感じるのはこの作品らしさがやっぱり欲しいと思ってしまう。
日本沈没がシン・ゴジラまとめ
まとめと言いつつ、思う事は本文の方で語ったのでこれ以上言う事はないのだが、この作品を見ると作品独自の要素がないと面白みに欠けるのだな、と実感した。
登場人物、主役の所属している組織、謎教授やそれを取り巻く人々などがシン・ゴジラと何が違うの?と考えたくなるくらい要素が一緒なんだもの…。
ここまでそっくりな作品にするのは逆にすげえよ。
映画の人気作にあやかる事はよくある事だけど、完全にまるっと似せているのはやっぱりすごい。
もし、これが映画作品だったならばますますシン・ゴジラらしい作品になっていただろうな。
今回、テレビ番組だからシン・ゴジラらしさが1%くらい薄れている気がする。
…多分だけど。
それでもテレビ作品になったからゴジラがなかなか出ないシン・ゴジラになっているような気がしてならないが…。
もし、日本をすぐに沈没させてその後を描く内容になったのならばシン・ゴジラらしいとは言われなかったとは思われなかったと考える。
が、それだと日本沈没とは完全に別の作品になるんだよなあ…。
そこがなんか難しいところだ。
一応、日本沈没には新聞記者が登場したけど、ポジション的に石原ひとみです、どうもありがとうございました。
いや、科捜研かよ